歯周病とは、口腔内の歯周病原性細菌(歯周病を引き起こす細菌)によって引き起こされる、虫歯と並ぶ歯科の2大感染症です。
細菌の攻撃に対する抵抗力(免疫力)が低かったり、細菌の活動性が免疫力より強かったりすると、歯周病が進行して、歯肉や歯槽(しそう)骨(歯の周りで歯を支えている顎の骨)などの歯周組織を破壊していくようになります。
一般に歯周病は、歯肉炎と歯周炎に大別されています。
歯肉炎
歯肉炎は歯肉に限局した炎症で、歯槽骨や歯根膜(しこんまく:歯の根を取り巻く薄い膜)が破壊される段階までは進行していないものをいいます。
歯周炎
歯周炎は歯肉炎が進行して歯槽骨や歯根膜の破壊や吸収が生じる段階まで深く進行したものをいいます。
一番大切なのは歯みがきの時のブラッシングです。ゴシゴシこすると、歯も歯ぐきも痛めます。歯並びや口の中の状況、年齢などによってそれぞれ効果的なブラッシングの方法があるので、自分にあったものを選びましょう。歯科医にぴったりの方法を教えてもらうのがベストです。
毛の硬さは普通か柔らかめを選びましょう。硬いものだと歯茎を傷つけてしまう事があります。
歯ブラシの形は奥歯まで歯ブラシが届くために小さめでシンプルなものがいいでしょう。
また歯ブラシの毛先が開いてきたらすぐ交換し、新しいものを使用してください。適正な力で歯磨きをしている場合は 1 ヶ月程度は使用できます。
強く磨けばいいというものではありません。1〜2週間で毛先が開いてしまうという人は、ブラッシングの力が強すぎですので、力を抜いて軽く丁寧に磨いて下さい。
フッ素は歯を強くし、酵素はプラークを分解するといわれていますが、フッ素や酵素の成分が入った歯磨き粉でも、たくさんつければいいというのは間違いです。
歯磨き粉を使うと口の中が爽快になってきれいになった気がするため、ブラッシングが短時間になりがちです。最初は歯磨き粉なしでゆっくり時間をかけてブラッシングをし、その後で歯磨き粉を使います。
量は少量で、歯ブラシの1/3ぐらいを目安にして下さい。あまり使いすぎるとハミガキ粉に含まれる研磨剤で、知覚過敏や冷水痛の原因となる場合があります。
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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